地域のむすびプロジェクト 総合資料
新聞販売店と地域事業者が一緒に創る「持続可能な地域社会」
最終更新: 2026-07-10 / 管理: セナオ
位置づけ: プロジェクト全体を1つで俯瞰できるマスタードキュメント。新しい資料・決定が入るたびに本書を更新する(更新手順は CLAUDE.md 参照)。
1. プロジェクト概要
目的
少子高齢化が進む岐阜県東濃地域(多治見市・恵那市)で、行政・ボランティアだけでは対応しきれない高齢者世帯の「暮らしの困りごと」を、公費に依存しない共助の仕組みで解決する。あわせて、専門知識・技術を持つ地域の人材や事業者が活躍できる「シゴト」を生み、地域内で経済が循環する「稼ぐまちづくり」を実現する。
核となるアイデア
中日新聞販売店が持つ2つの資産を地域インフラとして再活用する。
- 唯一無二の配達ネットワーク — 毎日、全購読世帯の玄関先まで人が足を運ぶ
- 数十年かけて築いた社会的信用 — 「この人なら安心」という顔の見える関係
新聞販売店の役割を「情報を伝える(新聞を配る)」から「課題を見つけて情報をむすぶ」地域生活支援企業へ転換する。
合言葉
「長生きを喜べる社会」を、多治見・恵那から全国のモデルへ。
2. サービスの仕組み
サービス階層
| 名称 | 内容 | 料金 |
|---|---|---|
| み・まも〜る | 配達時の読者安否確認(見守り) | 無料 |
| み・まも〜るプラス | 日々の生活の「お困りごと」相談窓口 | 有料オプション |
| まごころちょこっとサポート | ちょっとした家事援助(買い物同行・代行、ゴミ出し、電球・器具交換、家具移動、書類提出・受取、窓拭き、庭掃除など) | チケット制: 300円×10枚=3,000円/シート(お試し1,500円/5枚)。1枚=12分300円刻み(〜60分1,500円=5枚) |
| 専門事業者への橋渡し | 販売店で解決できない専門的な困りごとを、審査済みの地元事業者へ「シゴト」として仲介 | 事業者見積り+紹介手数料 |
チケットの運用ルール(利用約款 全10条・令和7年11月1日制定・12月1日適用): 発行者=両藤舎。有効期限=発行日より12か月(※資金決済法の適用除外=6ヶ月未満とするかは要判断中)。返品原則不可・換金釣銭不可・再交付は破損1/2未満のみ。受付=新聞休刊日と土日祝を除く10:00〜16:00。遠方に住む家族が親のためにチケットで依頼することも可能(個人スポンサー・お助けチケット構想)。
チケットの本質=きっかけ作り・「預かり金」モデル(260710ミーティング): 高齢者は無償の手伝いに気が引ける→3,000円でチケットを購入→支援(例: 1時間の手伝い)に対しチケット5枚(1,500円分)を渡す→支援者(お寺・施設・ご近所などのサービス提供者)が発行元で換金。「それぞれの関係者が高齢者から3,000円を預かっているイメージ」。施設関係者は施設利用者を、ご近所さんは隣人をサポートし、できないことは新聞販売店経由で協賛企業へ。利用者は高齢者に限らず子育て世帯も対象。
循環の5ステップ
1. 住民の困りごと
↓ 相談
2. 新聞販売店(相談窓口)が受付
↓ 整理・連携
3. まごころサポートがコーディネート
↓ 依頼
4. 地域事業者・福祉・有償ボランティアが解決
↓ 対価・協賛・仲介料
5. 地域活動費として循環 → 次の支援へ
3つの支援体制
- 官民連携で地域課題を解決 — 行政・商工会議所・福祉・地域事業者の連携
- コミュニティを再構築 — 住民・自治会・有償ボランティアが支える相談窓口
- 日々の困りごとを仕事に変える — 相談→つなぐ→解決→地域に還元
アクティブシニアの活躍の場(人財の掘り起こし・2026-07-08三宅さん方針)
地域活性化の要はアクティブシニア(高スキル・人脈・社会貢献意識が高いが「能力のない会社や人に使われたくない」層)が活動できる仕組み。本質的な心理は生計維持でなく承認欲求と社会的使命感にあり、対価(有償)は「感謝と評価の証」として機能する(m10-05 p7)。
- 3原則: 「時間的自由」の重視(シフトに縛られない)/「貢献・やりがい」が原動力/「対価」は感謝の証
- 参加形態: 有償ボランティア組織「むすびサポートCLUB」への入会(謝礼受け取り)
- 新聞販売店の支援体制で優秀な人材に動いてもらい、協賛企業とのマッチングでwin-winを作る
市民への提案構造(m10-05 p8-p9・チケット利用案内の核)
- 表の顔(p8): 市民の困りごとを、新聞販売店・お寺さん・ご近所さん(身近な見守り層)+医療・介護・公的関係者(専門支援層)という「顔の見える関係者」が囲み、審査済みの善良事業者だけが関与(悪徳事業者を排除)。市民心理「信頼できる関係者から提案を貰えば安心」に応える構図
- 裏の体制(p9): 中日新聞販売店(むすびサポート)を中心に、ICTでむすぶまちづくり研究所+パートナー企業10社(上)、見守り協定=地域包括支援センター・社会福祉協議会(左)、地域医療連携=医師会・歯科医師会・薬剤師会・看護協会(右・各会長賛同)、行政区内の協賛事業者30社+介護福祉関係者(下)が四方から支える
審査ガバナンスの建付け(260710ミーティング)
善良事業者のジャッジはむすびGroup+新聞販売店が実施する。ただし審査基準そのものは「パートナー企業10社=産官学金の上位組織が決めた基準」という建付けにし、現場が業者に押し切られない構造(「上に確認しないとダメ」と言える)を作る。方針決定はICTでむすぶまちづくり研究所(学校の理事会に相当。将来は一般社団法人・財団法人化して「審査機関」へ)→ 社会的信用のある新聞販売店(中日新聞。他地域なら京都新聞等)が行政・医師会へアナウンス → 実働は緑の組織、という信用の階層設計。
アクティブシニアの参加形態=“Uber Eats型”(260710ミーティング)
困りごと情報は本部側が保有し、できる人がエントリーする(審査あり)。成果に対して対価が支払われ、マッチング成立時の仲介手数料(1割・5%などのイメージ、A-2で確定へ)はまちづくり資金+新聞販売店の副収入に。退職スキル人材(公務員・NTT・中電OB等)は「時給いくらで雇われる」形を嫌う、という心理が前提。
リスク可視化=参入障壁戦略(2026-07-07三宅さん方針)
「リスクの可視化は、リスクを潰せば参入障壁が高いので、同業者が生まれない」— リスク対策を防御でなくソーシャルビジネスモデルの堀として位置づける。地域と無縁の事業者が参入しても成功せず、新聞販売店の地域連携+医療・介護・行政連携があれば容易い、という前提。統合リスク台帳と最優先5件は 02_分析/受領資料分析_260710.md §4。
将来構想(まちづくりDX)
生活支援ネットワーク → スーパー連携(買物難民対策) → IoT見守り・オンライン診療・AI音声買い物支援まで一体化。DXとSX(サステナビリティ)を融合した地域創生モデルとして標準化し、他地域へ展開する。
260710ミーティングでの具体化:
- 薬の配達×オンライン服薬指導: 在宅医の処方薬を薬剤師に代わって新聞販売店が配達し、スマホで薬剤師のオンライン服薬指導につなぐ(薬機法対応)。「専門家がやらなくてもいい細かな手間」を新聞販売店が引き受ける
- ネットスーパーの配達網: バロー(1兆円企業・恵那スタート)はネットを広げたいが「配る人がいない」→どの地域でもネットスーパー展開時は新聞販売店に声をかければ行政区をカバーできるwin-win。バロー専属でなく「どこのネットスーパーでも配達できる」形へ
- ICT/IoT見守りのサブスク: 機器提供・管理・代金回収は新聞販売店(新聞代の引き落とし基盤を活用)。「新聞販売店が全部窓口、実働コントロールはむすびGroup」
- 権利収入(ライセンス)モデル: 仕組み・資料・デザインのベースを本部が保有し、他地域(京都・静岡…)が使う際のロイヤリティ的収入を構想。協賛年会費の一部を本部管理に。デザイン会社に依存しないデザインDB(キャラ・配色・型のルール集)を蓄積し、地域ごとに少し変えたパーツを提供する
3. 体制とステークホルダー
運営の中核
| 主体 | 役割 |
|---|---|
| (株)両藤舎(佐藤社長) | 事業主体。多治見の旗艦新聞販売店・相談窓口。「まごころちょこっとサポート運営事務局」を内包(多治見市虎渓町1丁目31、0572-22-3500) |
| むすびGroup(三宅直也) | 企画・運営サポート。一般社団法人化準備中。本部組織「むすびサポートCLUB」を運営 |
| (同)むすびdesign | 事業サポート・むすびサポート事務局(恵那市三郷町、070-4497-0111) |
| ICTでむすぶまちづくり研究所 | 監査組織(業務・財務・ガバナンス)。所長=石田芳弘氏(犬山祭保存会会長)、顧問=大島伸一氏(国立長寿医療研究センター名誉総長)。メンバー: 加納氏(多治見元医師会)・佐藤社長・宮地氏(楽天元シニア)・緒方氏(リスク分析担当)・上原氏・三宅さん。m10-05で実名公開に転換 |
| むすびサポート多治見 | 行政区ごとの実働組織(協賛事業者30社+協力・賛同組織) |
連携・協賛(2026-07-01時点)
- パートナー事業者10社(新聞販売店と密に連携する地元密着型企業): 11万円×10社=110万円/年 → 開設・運営費(広報・管理費1/2+活動費1/2)
- 協賛事業者30社(目標): 11万円×30社=330万円/年 → 管理費1/3・活動費1/3・地域支援グループ活動費1/3(m10-05 p24で配分ルール初図解)
- バロー(ネットスーパーainoma): 買い物難民対策の商流連携(2026年4月21日開始済み)
- 協賛依頼先(佐藤社長と合意済み): バロー、東濃信用金庫、多治見市医師会 など
- 医療: 多治見市医師会(会長=安藤氏・協賛依頼予定。歯科医師会・薬剤師会・看護協会の各会長も体制図に賛同者として記載)、えなハブ・恵那市民病院(ラジオ収録の協働実績、在宅医から「入院回避・重症化予防に貢献しうる」との評価)
- 学術: 中京学院大学 — 2027年4月多治見市へ移転一元化・開学(経営・看護・保育、約1,000人規模)。設立委員会会長は多治見市医師会会長。産官学連携の相手先
- 公的: 行政・商工会議所(2025-03-18提案済み)、地域包括支援センター、社会福祉協議会、自治会・まちづくり協議会(RMO)
- 先行地区: 恵那地区は協賛グループ十数社を組成済み(セントラル建設、シャトレーゼ恵那店、ソガ保険企画ほか)
4. マネタイズ(お金の流れ)
基本思想: 「活動した実績(成果)に対して費用(対価)を支払う仕組み」=協賛は寄付で終わらず、仕事の還流・PR・ネットワークという成果で返る。
収入
| 源泉 | 金額 | 使途 |
|---|---|---|
| パートナー事業者 会費 | 11万円×10社=110万円/年 | 旗艦店の開設・運営費(広報・管理費1/2、広域支援活動費1/2) |
| 協賛事業者 協賛金 | 11万円×30社=330万円/年 | 地域活動費(広報管理/広域支援/地域支援で各1/3) |
| 利用者チケット | 300円/枚 | サポート実費 |
| 紹介手数料 | 案件ごと | 販売店活動費+まちづくり資金 |
協賛企業への「お返し」
- 地域の困りごとが「シゴト」として届く(新たなビジネス機会)
- 折込広告で地域貢献をPR(年4回)
- 官民連携ネットワークへの参画・他社との差別化(CSR/CSV)
5. これまでの歩み
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2025-03 | 多治見商工会議所へ提案 |
| 2026-01 | 折込チラシで「まごころちょこっとサポート」開始告知(多治見) |
| 2026-04 | バロー・ネットスーパー連携で買物難民対策開始 |
| 2026-06 | えなハブ・恵那市民病院とラジオ収録/在宅医から高評価 |
| 2026-06-30 | 両藤舎・佐藤社長と合意: パートナー10社体制+バロー・東濃信金・医師会等へ協賛依頼 |
| 2026-07-01 | 説明資料Ver_msb11・協賛募集案内 完成、ワンペーパー整備へ |
| 2026-07-07 | まごころチラシ・チケット資料(約款含む)受領。デザイン統一依頼。緒方さんのリスク分析2点受領(リスク可視化=参入障壁戦略の表明) |
| 2026-07-08 | m10-04デッキ+営業用概要資料 受領。アクティブシニア活躍の仕組みを重点方針に |
| 2026-07-09 | 三宅さんと電話打ち合わせ(17時頃・推定) |
| 2026-07-10 | m10-05デッキ(最新版・研究所実名公開)受領。チケット利用案内の作成依頼(p8関係者→市民への案内、p9体制図が裏付け) |
| 2026-07-10 | ビデオ会議(55分・録音あり): 第1弾=プレスリリース型ワンペーパーを7/14-15納期で決定。チケット預かり金モデル・審査ガバナンス・薬配達構想・権利収入モデル等の解像度が向上(01_LINEログ/ミーティング記録_260710.md) |
| 2026-10(予定) | 中京学院大学後援会 設立総会(入会申込8/21締切) |
| 2027-04(予定) | 中京学院大学 多治見開学 → 産官学連携本格化 |
※過去分の補足: 2025-11-01 利用約款 制定(12-01適用)/2026-04-21 バローainoma連携 開始
6. 現在地と直近の重点
- 【納期7/14-15】第1弾ワンペーパー(プレスリリース型): 「行政・医師会・大手企業と一緒に、新聞販売店が主体で始めます」の宣言文書(260710ビデオ会議で決定)。セットで「利用の流れ」1枚(p8構図・イラスト版)
- まごころチラシ・チケットのデザイン統一(7/7依頼): 第1弾のトーン確定と一体で解決。所見は
02_分析/受領資料分析_260710.md§3 - 協賛営業の開始: ワンペーパー(
06_個別成果物/260702/協賛企業募集ワンペーパー_260702.docx)を持ってバロー・東濃信金・医師会等を訪問 - ルールづくり: 利用約款は受領済み(チケットPDF 2面・全10条)→ AIチェック実施可能に。有効期限12か月と資金決済法の関係が要判断
- リスク対策=参入障壁化: 統合リスク台帳34項目+盲点9件から「P0+信用直結」に絞って整備(過剰整備のメタリスクに注意)
- 産官学連携の仕込み: 中京学院大学後援会(8/21申込締切)への対応判断
7. 関連資料の所在
| 資料 | 場所 |
|---|---|
| 受領原本(プレゼンPDF・募集案内docx等) | 00_受領資料/ |
| やり取りの記録 | 01_LINEログ/ |
| 詳細分析(全体・課題・提言) | 02_分析/ |
| ToDo・次のアクション | 04_ToDo/ToDoリスト.md |
| スライド構成案 | 05_スライド構成/ |
| 納品物(ワンペーパー等) | 06_個別成果物/ |