むすびプロジェクト ブレイン(知識基盤)設計
作成: 2026-07-05
目的: セナオ⇔三宅さんのやり取りと資料を継続的に蓄積し、常に最新の全体像が分かる状態を保ちつつ、将来「プロジェクトの仕組みを回答するボット/アバター」の情報源にできる形に構造化する。
1. なぜ「ブレイン」なのか
このプロジェクトは今後、LINEでのやり取り・資料・意思決定がどんどん増える。人の記憶や注意力に頼ると、
- 「最新がどれか」が分からなくなる
- 過去の経緯・根拠が埋もれる
- 将来ボット化しようとしたときに、情報がバラバラで使えない
そこで、情報を「仕組み(環境)」の側に蓄積し、常に最新の全体像を自動で提示する基盤を作る。これはハーネスエンジニアリング(品質を仕組みに担保させる)とループエンジニアリング(実行→観測→修正)の実装でもある。
2. レイヤー設計
情報は下(生データ)から上(提示)へ流れる。各層の責務を分けることで、詳細は知識層に、要約は索引層に、見た目は提示層に、と関心を分離する。
| 層 | 実体 | 責務 | 誰が更新するか |
|---|---|---|---|
| ①一次情報層 | 00_受領資料/ 01_LINEログ/ | 原本・やり取りの保全(改変せず追記のみ) | 受領・やり取りの都度 |
| ②知識層 | 02_分析/ 03_総合資料/ | 一次情報を統合した「理解」。03_総合資料が仕組みの正典 | 分析・更新の都度 |
| ③運用層 | 04_ToDo/ | 現在の状態・次アクション | 毎セッション |
| ④索引・状態層 | dashboard/project_state.json | ②③を機械可読に要約したスナップショット | 毎セッション終了時 |
| ⑤提示層 | dashboard/index.html | 人間向けダッシュボード(自己完結HTML) | 自動生成(触らない) |
| ⑥検索層(将来) | 埋め込み+RAG | ②をチャンク化し、質問に該当箇所を返す | ボット化フェーズ |
データフロー
LINE/資料着
│ (①へ保存・追記)
▼
分析・総合資料に反映 ──(②知識層)
│
▼
ToDo更新 ──(③運用層)
│
▼
project_state.json 更新 ──(④索引・状態層 = 唯一のデータ源)
│ Stopフックが発火
▼
build_dashboard.py が index.html を再生成 ──(⑤提示層)
3. 「唯一のデータ源」原則
ダッシュボードの内容は dashboard/project_state.json だけ から生成する。
- HTMLを直接編集しない(次のビルドで上書きされる)
- 表示を変えたいときはJSONを編集する
- これにより「表示と実データがズレない」ことを仕組みで保証する
project_state.json の主なキー:meta(更新日・フェーズ)/overview(概要)/how_it_works(仕組み=将来ボットの種)/stakeholders/skills_stack(使用スキル)/brain_layers・folder_structure(構成)/todo(next_actions・p0)/challenges(課題)/timeline(経緯)/changelog(更新履歴)
4. 自動更新の仕組み(ハーネス)
.claude/settings.jsonの Stopフック が、応答終了ごとにpython3 dashboard/build_dashboard.pyを実行- スクリプトは標準ライブラリのみ・テンプレレンダのみ(LLM非依存・軽量・ループ暴走なし)
- 生成HTMLは外部リクエストゼロの自己完結(Drive上・オフラインでも開ける)
- 結果として「JSONを更新すれば、次に手を止めた瞬間にHTMLが最新化される」
5. 将来のボット/アバター(ロードマップ・今回は作らない)
本ブレインは、将来のボット化を見据えて設計している。準備が整った段階で:
- 情報源の確定:
03_総合資料/(仕組みの正典)+02_分析/を主情報源にする - チャンク化: frontmatter(title/layer/tags)を手がかりに、見出し単位で分割
- 埋め込み+検索(RAG): ベクトル化して「むすびの仕組みは?」「協賛の流れは?」等に該当箇所を返す
- 回答生成: 検索結果+LLMで自然文回答。アバターUIは別途
今回やるのは 1〜2 の「載せやすい構造づくり」まで。3〜4 のRAG基盤は別フェーズ(ToDoの将来枠)。
6. この基盤自体の使用スキル・技術
- Claude Code: Read/Write/Edit・Bash・WebSearch/WebFetch・Workflow(多視点並列分析)・Skills・hooks/settings.json・memory・Task管理
- 変換:
textutil(Markdown/HTML→Word) - ダッシュボード: Python標準ライブラリ → 自己完結HTML
- 将来: 埋め込み/RAG
7. 関連ファイル
| 目的 | 場所 |
|---|---|
| データ源(索引・状態層) | dashboard/project_state.json |
| 生成スクリプト | dashboard/build_dashboard.py |
| ダッシュボード(生成物) | dashboard/index.html |
| 運用ルール | CLAUDE.md(ブレイン設計・セッション終了ループ) |
| 仕組みの正典 | 03_総合資料/むすびプロジェクト総合資料.md |